映画制作のための俳優募集 第2弾
私は「ザンパノシアター」という屋号で主に短編映画を制作している渡邉と申します。 普段は会社員をしている土日監督、二児の父です。私の経歴やフィルモグラフィーにつきましては、こちらのページでご確認ください。
2022年末、もっと気軽に映画作りがしたいとSNSで俳優さんを募集させていただきました。予想だにせず大勢の方にリアクションをいただき嬉しい悲鳴を上げました。願わくば参加希望を表明してくれた皆さんと映画制作がしたかったのですが、結果は泣く泣く16名の方を選抜することにしました。脚本を当て書きし、二日間で撮影を行い、仕事や家族との時間の合間を縫って、映画『家族・する』は完成しました。 今回の「上映会」は当初から考えていたことでした。商業映画と比べてしまえば、参加してくれた俳優さんに対して私が与えられるものは心ばかりのものです。作るからには必ず完成させること、そして、映画であるからには上映をすること、何よりお客様に自分たちの映画をご鑑賞していただくこと、その空間を俳優さんに「共有」していただくこと、は最低限の私の仕事だと思いました。個人的な思いになりますが、観客と上映の空間を共有することは、作り手として、実に重要な、かつ、贅沢な時間になります。見せる側の喜びはもちろんですが、そこに生じる不安や葛藤、恐怖、そして、責任、それらも引っくるめて、自身を成長させてくれる時間となるような気がいたします。 現在の映画制作においては、プロアマの境目が限りなく見えにくくなってきています。勿論「映画」は簡単に作れるものではないことは、商業映画やドラマに携わってきた経験から、また、普段の映像制作から身を持ってわかっていることですが、最近のインディーズ映画は過度に世相を反映している嫌いもあり、制作にあたりフットワークの軽さを失っているように思います。世界的に映像が身近になっていることは疑いがありませんが、インディーズ映画のアットホーム層の厚みが稀薄になっているように感じます。 よって、今回の制作はそんな境界に縛られるよりも、映画を作る作らないの二択が重要なのであって、その方が精神衛生上も良いに決まっている、という考えから始まっています。いわゆる古き良き学生映画のようなアットホーム感と、利害関係の無い情熱を持って制作する場を設けたいと思いました。 但し、矛盾するようですが、上記のような映画を成立させるためには、私も含め集まってくれる方々には必要な条件がなければならないのです。出演希望の方におかれましては、以下の条件を確認してご検討いただければ幸いです。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 渡邉高章 |